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補陀洛寺

寺社・仏閣・霊場 2011.01.27

補陀洛寺は干拓事業着手の年(安永7年=1778年)、竹内立左衛門によって創建されたという。本尊は十一面観世音菩薩。昔はお寺というより墓を守る庵であり、「おあん」と呼ばれていた。したがって庵主もいたり、いなかったりであったという。明治の初め、真道慈教という若いお坊さんが高野山からやって来て、爾来40年、全身全霊で村人のために尽くしてくれた。日本外史を暗唱し、和歌を詠み、慈悲の心に徹して生あるものをいつくしんだ。ノミ・シラミも殺さず、小鳥を呼び、刑を終えた無職の人には食を与えた。
一方で、石鎚山の麓・東の川まで木材を担ぎ出す「仲仕(なかし)」に出て、得たお金で寺を整備していったという。今も境内の至るところに「慈教建之」(慈教これを建てる)の文字が残っている。
村人は“伊予の良寛さん”と呼んで、尊敬し、なついた。