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一字一石塔と烏八臼

寺社・仏閣・霊場 2011.01.31

兼久大池の北側のみかん畑の東端を少し登った所に、約2mの五輪塔がある。塔の地輪に「一字一石三礼塔」とあり、水輪に見慣れない文字が見える。この字は「烏、八、臼(ウハッキュウ)」の合字で、室町時代から江戸時代の関東地区、曹洞宗や浄土宗の墓標に多く見られるもので、愛媛県では非常に少ない。この一字で「滅罪成仏の功徳、吉祥成就」を表すとも言われている。
一字一石塔は、経塚(きょうづか)、一石さんとも言われ、小さな石に経典の文字を一字ずつ書き、それをまとめて埋めた場所に目印として建てる塔のことを言い、「田野村誌」の伝えるところによると、鳥取県の僧・大鎮が、文化元年(1804年)に「妙法蓮華教妙来無量」66部1,895字を写して、三礼しながら埋めたという。その祈祷の折、大鎮は僧衣を3枚着破したと伝えている。