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秋都庵

寺社・仏閣・霊場 2020.04.30

   
飯岡・半田山の山裾(インターチェンジ西あたり)にある小さな寺。室山義通寺といい、秋都庵の愛称で親しまれている。元禄4年(1691年)秋、小松藩主3代藩主一柳直卿(ひとつやなぎなおあきら)公がこの地に遊び室山の紅葉をめで、“秋の都”=秋都庵と名付けられたのが始まりといわれ、「秋都庵」の扁額(へんがく)も庫裡(くり)に掲げられている。本尊の千手観音像と厨子(ずし)は市指定文化財。春の桜も美しいが、萩の花が咲きこぼれるように咲く秋は格別情趣深く感じられる。
高浜虚子の外祖父母の墓がある縁で、虚子の句碑があり、多くの俳人も訪れている。“惟んみる(おもんみる) 御生涯や 萩の露”。
また、この地は高台にあり、燧灘を遠望できる景勝の地でもある。春の桜、秋の萩も美しく、墓所からの市街地方面の眺め、田の面に映える夕日の輝きなど、すばらしい眺望が楽しめる。