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西条市の魅力

霊峰に抱かれた最上の水都

霊峰に抱かれた最上の水都

西条市プロフィール

西条市は、愛媛県の東部、道前平野が広がる地域に位置しており、北は瀬戸内海に面し、南は西日本最高峰の石鎚山(標高1,982m)を中心とする石鎚連峰を背にし、瀬戸内海地方特有の温暖な気候に恵まれています。市街地では地下水が自噴しており、名水百選にも選出されたように「水」が全国的に有名な風光明媚な土地柄で、人口は112,769人(平成27年2月末現在)です。
また、四国一の経営耕地面積と四国有数の製造品出荷額等を誇る当市は、農業と工業がバランスよく発展しているまちで、これらの地域資源と総合力を活かしつつ「人がつどい、まちが輝く、快適環境実感都市」の実現を目指しています。

西条市の魅力

風趣に満ちた情景が人々を癒し、活力を与えてくれるまち

 今から1330年前、修験道の開祖とされる役小角が開いた石鎚山。長く女人禁制の歴史を刻み、多くの修験道者たちがこの山で修行してきました。また、信仰の拠点となる石鎚神社、前神寺、極楽寺、横峰寺などがあり、人々は山そのものに深い畏敬の念を抱いてきました。そのため森林は無闇な開発を逃れ、生い茂る木々は「自然のダム」としての機能を維持し、名水・うちぬきの恩恵を今なお与えてくれています。
西条市の生活や産業を支える「うちぬき」は、市内の広範囲にわたって見られる自噴井のことです。その数は約3,000本といわれ、1日の自噴量は約13万㎥にも及んでいます。
昭和60年には環境庁より「名水百選」に選定されるなど、水質の良さは折り紙付きです。
西条市では、この「うちぬき」を生活用水、農業用水、工業用水として活用しています。
また、「うちぬき」や市内を流れる清流が織りなす情景を目にすることができ、趣き深い水の風情を満喫することができます。
西条市民は石鎚山と「うちぬき」が西条市にあることを誇りに思い、未来へと引き継ぐためにさまざまな取り組みを展開しています。

「石鎚山」とは

「石鎚山」は最高峰にあたる天狗岳、石鎚神社の山頂社が置かれている弥山、天狗岳に迫るほどの標高の南尖峰の一連の山を総称した呼び
名。弥山に至る登山道には、全国でも珍しい4つの鎖場があります。急斜面に架けられた鎖を伝いながらの登山は、石鎚山の風物詩のひとつと
なっています。昭和41年には、山麓下谷駅から山頂成就駅までの1,800メートル余りを結ぶ石鎚登山ロープウェイが開通し、昭和60年には、瀬戸内海を一望できる石鎚スキー場がオープン。登山やトレッキング、スキー客が足を運ぶアウトドアスポーツの人気スポットとなりました。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の手つかずの自然にふれることができるのもこの山の醍醐味です。石鎚山とその周辺の森は、暖帯林、温帯林、亜寒帯林と非常に変化に富んでおり、そのお蔭で多様な動植物を目にすることができます。亜高山帯針葉樹林としては日本の最南端に位置しており、鳥獣保護区にも指定されています。自然の宝庫である石鎚山では、ここでしか生息・生育・繁殖していない固有種の植物がたくさんあります。5月上旬から下旬にかけて、可憐な花姿で目を楽しませてくれる「イシヅチザクラ」もそのひとつ。また石鎚山系の稜線で生育し、7月下旬から8月下旬にかけて開花する「イシヅチボウフウ」、8月下旬から10月中旬にかけて開花する「イシヅチウスバアザミ」などが固有種として知られています。また、山歩きをしていると、可愛い野鳥と出会うこともあります。石鎚山系には約100種類の野鳥が生息しているといわれています。

引用:西条市市勢要覧